2012年03月11日

家族の代わり

「もう、わしはどうなってもいいと思っとる」
「今まで十分好きなことしてきたからな」

滋賀で老人ホームを見学しようといったときに
答えたHさん。

そんな人生の最後をあきらめたような言葉ではき捨てて
いいの?今まで精いっぱい生きてきたのに。

「こうなったら、腹のそこから全部言うけどな・・・」
それから、ご自分の結婚後のこと、子供さんのことなど
私たちに話してくださるのでした。

「私にできることはありますか?」

「わからん」

身内も誰も信頼できる人がなくなってしまったというHさん。

私がここにいて、何ができるというのでしょう。
家族の代わりになれるとしたら、
どんな言葉で癒すことができるのでしょうか。





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Posted by どこでも介護 at 22:56│Comments(0)ひとりごと
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