悲しみを捨てにきた

どこでも介護

2012年02月09日 23:06

今日の舞鶴は暴雪の予報。

「もう、来てくれんかと思っとった」
「顔を見たとき、うれしかった」
とHさん。

こんな日は、越前温泉で体を温めようと
漁火という入浴施設でお風呂に入り、
そのあと個室を借りてお食事、冷酒を少しずつHさんは
丁寧に飲まれるのでした。

「いろんなことがここ(胸)にたまっとるんや」

「日本海に捨てて帰りましょうか」

波は荒く、岩にぶつかり、白い水しぶきがたつ
暴れ海を見ながら、いろんな話がせきを切ったように
Hさんは話してくださるのでした

「生きてたら、またいいこともあるしね」


「今日はよかった~」
「全部捨てたら、楽になったでしょ?」





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